英会話アドバイザー小松春菜のブログ

長野県飯綱町や長野市などで英会話レッスンを開いている小松春菜です。TOEICスコアは935です。

ガイドの仕事でお客さんを連れて案内していたら、

"Hey, look!" (ねえ、見て!)と驚いた声。

お客さんは善光寺大本願の屋根の上を指差しています。

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ん?なんだろう。
あ、なんかいる!
白い鳥のような・・・あれは「サギ」ですね。
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 "Wow... it's a heron"(わあ、ヘロンだね・・。)
と言ったものの、あれ、これってヘロンなのかなと考え込んでしまいました。

というのもイギリス時代に「あれがヘロンだよ。」と教えてもらった鳥は、↓のように、もっとグレーっぽかったからです。
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「ヘロン」とイギリス人に教えてもらったとき、すぐに90年代にCMで流れていた山下達郎の同名曲「ヘロン」を思い出しました。
♪なかな〜いで〜、へーロン ♪雨をよぉ〜ば〜ないで〜と頭に流れてきて、
「そっかー!あの歌のヘロンってサギのことだったんだー」と感心しました。
それから、あの鳥を見るたび山下達郎の曲が流れてきて、「あいつはHeronだ。」と覚えたのです。

 
ロンドンに、Canary Wharfという半島があります。開発されて高速ビルが多く建つオフィス街 なのですが、あるときオフィスの真ん中に作られた人工的な水辺に、Heronが佇んでいました。その孤高な姿があまりに美しくて、道ゆく人がみな立ち止まり、わーHeronだー、美しいねーとやいのやいの言っていたことがいつまでも印象に残っています。
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 (Canary Wharf、高いビルが並ぶオフィス街)

話を戻すと、
私の知っているグレーのサギはHeronだけれど、善光寺で見た白いサギもHeronなのだろうか。
そんな疑問が浮かんだ私は、
まずはインターネットで日本語でどう呼ばれるかを調べました。
すると、グレーのサギは「アオサギ」と呼ばれ、白いサギは「シラサギ」と呼ばれるのが普通らしい、とわかりました。(たぶん多くのみなさんには、あたりまえの話かもしれません。) 

そして次に英語でどういう風に言うかを調べました。
このような時は、”シラサギ” ”英語”のような検索ワードで調べると、たいていは誰かがすでに答えてくれています。
たとえばこちらのサイト。
https://eow.alc.co.jp/search?q=シラサギ

検索の結果、アオサギは”Heron”と言い、シラサギは”Egret”というらしい。

し、知らなかった。全部Heronじゃないのか。



いや、でも本当にそうみんな言っているのかしら?
Egretなんて言葉聞いたことなかったなあ。

何か新しい言葉を知ったとき、本当にその言葉はみんなによく使われている言葉なのだろうか。そのことを調べるのってすごく大事だと思うんです。だから調べました。

今回の場合は、私がシラサギとアオサギの違いがよくわかってないように、英語でもそんな細かい分類はしっかり知られてないんじゃない? 時々見かける、あのS字の孤高な水鳥は、色に関係なく、"Heron"って呼ばれているんじゃないかしら?

そんな風に思ったので、ロンドンの友人に連絡。
上記のシラサギ写真を送り、聞いてみました。 
「こいつの名前はなんだ?」
そしたら、

"Heron?"

との回答。


一応、Egretとは言わないのかも聞いてみたけど、
「調べたら確かにEgretだね、でも一般的にはHeronって言っちゃうかな」 と言っています。

おそらくは、鳥に詳しい人はちゃんとEgretと答えられるだろうけど、私のように鳥にあんまり詳しくない一般人はHeronと呼ぶのだろうな。

よかったよかった。
 
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